午後のジムワークで練習も最後。
この日はロデルが迎えに来てくれなかったので、
歩いてワイルドカードまで向かった。
ちょうどパッキャオの練習時間と重なり、厳戒態勢。
最後もしっかりとロデルと動きの確認。
日本に帰っても絶対忘れるなよと念を押された。
これでトレーニングも終わり、
いよいよ帰国を残すのみとなった。
今回は、
1週間のショートキャンプだったので本当にあっという間だった。
合宿の一番の目的は、
マニーパッキャオとトレーニングをともにし世界最高のチャンピオンを直接肌で感じることだった。
そういう意味では、
まあ目的は達成できたのではないか。
それに加え、
個人的にもロデルと濃厚なトレーニングができた。
ロデルからお土産をいっぱいもらい、
日本に帰ってやりたいことがいっぱいだ。
テキトーで調子のいい愛されキャラなロデル。
人情に厚く、
本当にボクシングが大好きなトレーナーだ。
今回も本当にありがとう!!
次の試合も必ず勝つよ!
今回で単身海外合宿も4回目。
はじめは、
英語も全くしゃべれず…。
ホームシックで嫁に泣きながら電話してたが…笑
それでも逃げずに食らいついて行ったおかげで、
今自分の納得のできるファイトスタイルに近づきはじめている。
そして、
ジムで覚えた英語も少しずつ活用できるようになってきた。
その結果、
今回このチームパッキャオのキャンプにも参加する機会を得た。
海外での経験は、
いろんな意味で確実に俺の中で成果を上げ始めてきている。
今回の経験も日本に持ち帰り、
さらに磨きあげてリングの上の結果に繋げてみせる。
自分の話で恐縮だが…。
俺が自分を磨いていくうえで、
日頃から常に意識している事がある。
それは、
常にホンモノに触れるということだ。
正直、
自分のキャパシティを超えるものに遭遇するとほぼ意味がわからない。
だがその時は、
意味なんて分からなくてもいいと思っている。
もしその経験がホンモノならば、
そこで刻まれたものは、
いつか力をつけてきた自分を次のステージへとジャンプさせてくれる糧になる。
逆に、
ニセモノは一見分かりやすくその場の高揚感を感じさせるが、何一つ発展性はない。
だから何より、
ホンモノにこだわる必要がある。
そういう意味でも、
パッキャオは最高級のホンモノである。
やはり今の俺では、
この1週間の日々は違和感の連続で、
ほとんど意味がわからないことだらけだった…。
いつかこれが分かり始めた頃、
俺も少しはパッキャオに近づけたということになる。
まずは、
この指針を持つことが大切なのだ。
さあ、
今回も本当に多くの方にサポートしていただき合宿を実現させることができた。
改めて、
この場を借りてお礼が言いたい。
スポンサーの皆様には、
突然のお願いにもかかわらずすぐに合宿の支援に動いてもらい、
本当に感謝しています。
そして家族にはいきなり親父不在の正月を送らせてしまい、
本当に申し訳なかったと思う。
その分お土産は買って帰るから許してくれ笑
さあいよいよ帰国!
血肉に刻まれたパッキャオスタイルを引っさげて、
今年は存分に暴れてやるぞ!!