トレーニングの後、
驚きの展開が待っていた。
ロデルが、
いきなりパッキャオの家にご飯食べに行こうと言い出した。
はっ!?なにそれ?
…つか俺も行っていいの?
もちろん大丈夫さ☆
そうして、
俺たち4人はロデルの車でパッキャオのロサンゼルスの自宅へ向かった。
よくパッキャオのファイトマネーが、
数十億数百億という話は報道されている。
ただそんな話を聞いても庶民には実感が湧くわけはないし、
イメージさえできない。
俺はパッキャオハウスに足を踏み入れることで、
その全くイメージできないファイトマネーの額がどういう生活を生み出すのかを目の当たりにした。
うまく言葉では表現できないが…、
あー、あれだけファイトマネーを稼いだらこんな感じになるのか笑
そんな印象だった。
食事はバイキング形式で用意されており、
各々が自分のタイミングで好きなように食べる。
パッキャオも同じものを食べるので、
ヘルシーな上にオーガニック食材でドーピング検査に引っかからないようにしっかり管理されているらしい。
家の中にはフィリピン人たちが大勢集まり、なにやらガヤガヤとしている。
俺は最後にパッキャオとツーショットを撮ってもらった。
会う前より親近感が薄れていっている気がする。
会う前は同じアジア人だし、
他のトップファイターよりどこか親近感を感じていたりもしたが…。
実際に本人を目の前にすると、
そのオーラと雰囲気はやはり世界を代表するスーパースター。
やはりその雰囲気に押されてしまう…。
少なくとも、
この雰囲気には慣れて帰りたい。
そして、
しばらくゆっくりさせてもらった後、俺は6人相部屋のドミトリーに帰った。
この落差…。
今回の合宿は刺激が少し強いようだ…。