ロサンゼルス最後の夜。
大きなトラブルもなく。
ただただ、
毎日が充実していた。
練習を終え、
いつものようにロデールの車で家まで送ってもらった。
最後にロサンゼルスの太陽を浴びながら、
記念撮影。
この日は気持ちよく晴れた!!
ロデールに、
俺は日本に帰るけど、
ロデールもチームKEITAだから!!
そう言って、
KEITA-Tシャツをプレゼントした。
やっぱり別れは寂しいものだ…。
俺はロデールと人母美さんが乗った車が見えなくなるまで、
ずっと手を振り続けた。
あー、
2人とも行ってしまった…。
俺はトボトボと家に帰った。
さあこれから、
魔のパッキングタイムが始まる。
散らかした荷物を片付け、
スーツケースに押し込んでいかなければならない。
来た時より荷物が多くなるのが旅の常。
ボクサーのウェイトオーバーはもちろん御法度だが、空港でのスーツケースのウエイトオーバーもなかなか厳しい…。
ここでも、
慎重にウエイトを作っていく笑
荷物を片付けていくと、
散らかった荷物が減っていき部屋の中が殺風景になっていく。
そうしているうちに、
たまらなく寂しい気持ちになって来た。
ヤバいな…。
俺こういうの弱いんだよ…。
俺はめちゃくちゃ涙脆い。
パトリックはリビングでテレビを見ている。
なあパトリック、
なんか部屋の片付けしてたら寂しくなってきたよ…。俺またロサンゼルスに戻ってきたら泊めてもらってもいいかな?
「日本には嫁さんや子どもたちが待ってるだろ?寂しくないさ☆
もちろんだ!いつでも連絡してくれよ!今度はもう少し仕事が落ち着いてる時に来てくれればもっと遊びに行けるし!!」
あー、
パトリック…お前本当に超いいヤツだよ…。
そして、
パトリックは日課のウォーキングに出かけた。
パッキングを終えた後、
最後の晩餐ということで家の近くにあるメキシコ料理レストランへ食事に出かけた。
いつもはラフなメキシコ料理を食べていたが、最後くらいは小洒落たヤツを。
いい雰囲気のお店で、
念願のステーキだが…。
これもちゃんと食べることができた!
服装もラフだったということもあり、
ウェイターのオジさんはおそらく俺が20代前半から半ばの若者に見えたのだろう。
しっかり子ども扱いしてくれた笑
もうすぐステーキ焼上がるからね。
とか、
美味しいかい?
とか、
いちいち声を掛けてくれて、
笑顔でウインクしながら親指を立ててサインを送ってくれた笑
素晴らしいステーキとサービスのおかげで
、とても楽しい時間を過ごせた。
あとはちゃんと飛行機に乗り、
無事に日本に帰るだけだ。
今回の合宿も、
本当に多くの方の協力、応援のおかげで行うことができた。
応援してくれたスポンサー企業の皆様。
そして個人でも多くの方が合宿への協賛をしてくださった。
改めてここで御礼言わせてもらいたいと思う。
本当にありがとうございました。
そして、
今回ロサンゼルス合宿を計画するにあたり、トレーナーのロデールを紹介していただき、その他にも細かくロサンゼルスでの生活をレクチャーしてくれたワタナベジムの山元浩嗣さん。
本当にありがとうございました。
皆さまの応援のおかげで今回も実りある合宿を行うことができた!!
この経験を必ずリングで活かし勝利に繋げてく!!
さあ、
日本では、
子どもたちもお土産を待ってくれているだろう。
娘から、
お土産はウサギさんとカエルさんがいいと言われているが…。
うん、
カエルさんは見つからなかったぞ笑!
元気に日本に帰ります!!
(次回いよいよ最終回☆)