KG大和ジムへ。
このジムでどれだけの時間を過ごしたんだろう。
2007年にオープンしたこのジム。
そのときのオープニングメンバーとして、僕は花形ジムから移籍してきた。
僕の会員番号は001。
そして僕にとっては、
ここが社会人としてはじめての職場にもなった。
もうこのジムを去って2年が経っている。
僕のことなんて知らない人がほとんどなのではないかと思っていたが…。馴染みの顔もたくさん、嬉しい再会をすることができた。
今のジムのトップ選手たちは、
僕がトレーナーをしていた頃に練習生として頑張っていた選手ばかりで、感慨もひとしお。
みんな立派になったもんだ!
ジムは相変わらずの活気で、
ちょうどピークタイムだったこともあり、たくさんの選手や練習生で溢れていた。
オープン当初から、
片渕会長が試行錯誤しながら築き上げてきたジム。
リーマンショック…東日本大震災…。
時代の荒波をもろともせず、そのたびに強く盤石になっていく様子をずっと見ていた。
コロナウィルスのインパクトは計り知れなかったと思うが、これまでの軌跡を見てきた僕は、このジムがこれを機にさらに魅力を増していくと…!
やはり予想通りのようであった。
僕はこのジムで、
ボクサーとして実力をつけ、試合で成果を上げることだけを考え、自分と向き合ってきた。
ボクシングは本当に魅力なスポーツだ。
毎日単調に過ぎる日々も、
ボクシングに打ち込むことで見える風景は変わり続ける。
相手の見え方が変わる。自分の感覚が変わる。
それを感じるのが、とても面白かった!
リング上では、後輩たちがスパーリングをしている。
その姿を見ながら、
「よく考えれば、
後輩たちには先輩らしいことは何にもしてあげなかったな…。」
そんなことが頭によぎった。
しかし、
元々面倒見が良いタイプではない僕が、
余計なことをするのも、野暮ったいかとも思いながら…。
このジムには魅力的な選手がいっぱいいる。それはボクサーの枠に限らない、魅力的な才能だ!
これから、アッと驚く才能がどんどん開花していくのだろう。
そんなことをぼんやり考えていたら、
あっという間にジムが閉館する時間になった。
あっという間の滞在だったが、濃密な時間を過ごすことができた。
これで気持ちよく、新たな道を歩んでいくことができる!!
KG大和ジムの皆さん、ありがとうございました!
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(片渕会長とKG大和ジムにて)