コロナウィルス感染拡大で、
一気に在宅ワークの流れが進んでいる。
俺の場合は、
自宅兼事務所なので家で作業することも多い。
そして、在宅ワーク歴も長めだ。
その経験から、
意外とコツが必要だったりすると思っている…。
昔、
選手兼トレーナーとして働いていた頃は、ジムに出勤して働くスタイルだった。
おかげでオンオフの切り替えはしやすかった。
だが専業プロボクサーになってからはまあ大変だった。
特に俺の場合は、
妻も子どもも家にいる。
当時はあまり深く考えずにはじめたが…。
まず前提条件として、
プロボクサーといっても、
ただ練習していればいいわけではない…。
(俺の場合はだけど)
ちゃんとしたマネージャーがいて、
スポンサー対応やその他の雑務を請け負ってくれる人がいてくれればいいのだが、俺はほとんど自分で動いていた。
いわゆる個人事務所みたいなものだから。
幸い協力してくれる人が、いっぱいいてくれたので、仕事をやってもらうことも多かったが、基本的には自分で考えてスケジューリングして動いていた。
まあ簡単に1日の流れを書くと、
【8時】起床・朝食
【9時】ロードワーク・トレーニング
【11時】自由時間
【12時】昼食
【13時】事務仕事や営業
【17時】夕食
【19時】ジムワーク
【22時】帰宅
【22時半】ストレッチ・マッサージ・1日の記録
【23時】就寝
こんな感じだった。
これをみてもらえると分かるように、
基本的に在宅で仕事しているわけだ。
(トレーニングやコンディショニングはもちろん。スポンサー営業行ったりアポ取りしたり、その他戦略を考えたり)
ここでまず問題になってくることが…。
家族との距離感だ。
我が家には子どももいる。
子育てというのは、まあハードな仕事で…。
それこそ猫の手も借りたいわけだ。
旦那が家にいなければ、仕方なくではあるが、女手一つで頑張るのだろうけど、いざ目の前に旦那がいると頼りたくもなる。
とはいっても、
こちらは場所が家なだけで、仕事をしているつもりなのだから。
(実際仕事だし。)
そして試合前なんかになると、
さらに神経質にもなって…。
そうすると、
どんどん家族の溝が深まっていくのだ…。
多分、
今似たような状況の家族も多いのではないか??
実際、
海外ではロックダウンの影響で、
家庭内暴力や児童虐待が社会問題になっている。
これ分からなくもない。
最終的に我が家がとった作戦は、
もう一つ安いアパートを借りるというものだった。
試合前なんかは、
この部屋に弁当を持ち込み寝泊りしていた。
でも決してこれは夫婦関係が冷え切ったわけではなくて、お互いのベストな距離感を見つけただけのこと。
めちゃくちゃポジティブな戦略だ!
そして、
俺の場合は、頻繁に海外でトレーニングキャンプをしていた。
これもすごく俺たち夫婦にとってはよかった。
たとえ家族であっても、
【距離感】というものは本当に大切。
というより、
全ての人間関係において【距離感】は本当に最重要課題。
そんな経験があったから、
今コロナウィルスの影響下で、
緊急事態宣言により…、
旦那テレワーク!
子ども保育園登園自粛!!
嫁育児休暇中!!!
という超三密状態だが…。
「まああの時の経験があるからね〜」
と言いながらやっていっている。
コロナウィルスで、
家族の在り方も問われていると感じる今日この頃。
まだまだこの状況は続きそうだが、
頑張りましょう!!
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