日曜日。
この日は朝から用事があり、
4時半起き。
前日も帰りが午前様だったので、
ほぼ仮眠という感じだった。
睡眠不足の時の身体の状態は、
脳震盪を起こした時ととても似ているらしい…。
睡眠不足でいるということは、
ボクシングでダウンした状態でずっといるのと同じと考えると…。
睡眠は大切だな。
この日は、
夜からボクシング観戦。
去年から始まった、
世界最高のボクシングイベント。
WBSS。
この大会に井上尚弥選手が出場することになり、日本にWBSSがやって来た。
これだけの世界的なイベントを見ることはなかなかできない。
チケットはソールドアウトになり、
会場の横浜アリーナは満員だった。
俺は、
会長と会長の息子の龍太と3人で観戦した。
WBSS。
アメリカとドイツの有名プロモーターが手掛けるこのイベント。
各団体のチャンピオンたちが一斉に出場し、ファイトマネーも破格だ。
チャンピオン乱立のボクシング界において、本当の意味で頂点を決める。
それだけの大会だけあって、
まず、
演出から素晴らしかった。
格闘技においてのボクシングの特徴は、
腕2本しか使えないというシンプルなルール。
そして、
何より歴史が古く伝統があるところだ。
このWBSSの演出は、
ただ派手という訳ではなくどこか落ち着きがあった。
なので、
伝統的で厳かな雰囲気のあるボクシングのスケール感を存分に感じさせるものに感じた。
試合が始まる前から正直感動していた笑
なるほど、
ボクシングってこういう風に見せるものなんだと。
そして、
いざ試合が始まった。
緊張感のある立ち上がりだったが、
一瞬で勝負が決まった。
井上尚弥…凄すぎだ…。
まあ試合自体は1分くらいで終わってしまったのだが…。
俺がライブで1番大切だと思うのは、
興奮の最高点だと思っている。
最高点は長く続くはずがないので一瞬。
それが高ければ、
30分も1時間も見る必要はない。
テレビだとまた違うと思うが、
ライブはそうだと思っている。
そういう意味で、
本当に大満足の試合。
そして演出から試合まで、
ボクシングの魅力と底力を感じる素晴らしい体験だった。