それでは、
2018年の初陣。
結果は、
2-1(76-75 77-75 75-76)の判定負け。
またしても僅差の判定負け。
なかなかこの負のループから抜け出せない。
今回は今までの反省をもとに、
前半にフォーカスを当てたトレーニングを積んできた。
今回の相手の高橋選手は粘り強さと後半の盛り返しが持ち味の選手だったので、なおさらキーは前半だと考えていた。
1Rは、
強めにプレスをかけにいったところで見事に右を貰い倒された。
攻めにいって倒されるのは仕方ないと自分では開き直ってのプレスだったとはいえ…、
それにしても見事に倒された。
そして2R、
倒されていた分いつもだったら慎重に立て直すところだったが。
今回は逆にさらにプレスを強めて攻めた。
そしたらまた同じパンチで倒された。
絶体絶命。正直心の底でそう思った。ダメージもあるしポイントも厳しい。
なんとか生き延びてインターバルに逃げ込んだ。
3R目の時点で、
もうポイントはほぼ挽回は難しい。
ただダメージは抜けていたので、
どうせ負けるなら残された可能性に賭けて散ろうと思った。そして何を考えずに倒しにだけ行くことにした。
何度かチャンスメイクすることはできたが、そこで決めることが出来ずに判定負け。
2回倒されての判定負け。完敗だ。
この試合での大きな問題は2回倒された事ではない。
問題は中盤からあれだけのチャンスメイクをしながら倒せなかったこと。
高橋選手は俺を倒した。
そして俺は倒せなかった。
それがボクシングの本質であり、
勝負の分かれ目だと思っている。
俺がこれからやっていかないといけないのはそれに尽きると思っている。
今回も本当に多くの方々に応援してもらいサポートをしていただいた。
正直2度目のダウンで気持ちは折れた。
でもあそこから逆転の望みにかけて奮起できたのは間違いなく応援の力以外何者でもない。
最近やたら中野は気持ちが強いというようなことを言われることが増えてきたのだが。
別に気持ちなんて強くないと思う。
ただ最近周りの応援の力がとても強くなっている。結果が出せていない俺にだ。
その応援が俺の背中を押してくれている。それが気持ちが強いように見せてくれているだけだ。
不屈の九州男児とは俺だけのことではない。
俺のチームみんなのことだ。
改めてスポンサーや応援してくれている皆様。
本当にありがとうございました。
皆様がフラストレーションが溜まっているのは分かっています。
でももう少し、
もう少しだけ待ってください。
絶対に俺は駆け上がります。
そして俺を応援してきた人にしか見えない最高の景色を必ず見せます。
なので、
これからも不屈の九州男児中野敬太とともに戦ってください。
そしてジムのスタッフやサポートチームの皆様。
いつも本当に試合へのサポートありがとうございます。
本当に他分野の専門家の方々にサポートいただけているおかげで、試合への不安は全くありませんし。
そして、
ともに勝利を追い求める過程は楽しくエキサイティングでなりません。
そして最後に、
対戦してくれた高橋選手とヤマグチ土浦ジムの皆さま。
ありがとうございました。
高橋選手。
強かったです。
少し遅くなりましたが、
これからクリスマスとお正月を家族と祝おうと思います。
本当にありがとうございました。