いよいよ今日が最後のスパーリング。
3週間に渡る今回の合宿もついにここまできた。
最後まで集中してしっかりやり切り、
この合宿を打ち上げたい。
最後のパートナーは、
今回の合宿2度目のスパーリングになるローレンス。
正直ローレンスとは前回のスパーリングでケリはついたと思っていたので、今回は自分のやりたいように相手をコントロールしてやる。
そして、
最後のスパーリングも怪我なく無事に終了。
途中で本当に身体が壊れるんじゃないかと思ったが、強い気持ちを持って最後までしっかりトレーニングできた。
そして、
最後は仲がいい3人でWACKY!!
今回も本当に世話になった!!
そして、
ALAジムのドン。
3階級制覇の世界チャンピオン。
ドニーとも。
ドニーとはふざけられない…。
ドニーは、
3階級制覇だけでもとんでもない偉業なのだが、それと同時に10年間世界チャンピオンでい続けている。
現在35歳のドニーだが、
なぜ常に結果を出し続けることができるのか?
彼のジムでの行動とその雰囲気から気づかされることがあった。
3週間ともにトレーニングしていたが。
その間ドニーからは、
感情やコンディションの波を全く感じなかった。
ただ毎日淡々と、
エドモンドのトレーニングメニューをこなし、スパーリングを繰り返す。
そしてスパーリングでも、
1R目も10R目も全くパフォーマンスが変わらない。
常に淡々と。
そして全てのラウンドでポイントは抑えていく。
驚異的だ。
毎日ハードワークしているし、
流石に3週間も一緒にいれば疲れがたまったりする時期も有るかと思っていたが、
ドニーにはそれがなかった…。
やっぱり俺の考え方は甘い。甘過ぎた…。
ドニーは余計なことを考えずに、
ただ淡々と毎日ボクシングとトレーニングに集中している。
おそらく彼はずっと変わらずそれを続けているのだろう。
それが伝わってきた。
ドニーのトレーナーのエドモンドは俺に言った。
「ドニーは疲れない。
彼はとにかくハードにトレーニングする。
だから疲れない。疲れる原因はメンタルだ。
ドニーはハードワークしているから疲れないんだ。」
ここでトレーニングしていると気づかされる。
どれだけ俺が余計なことに気を取られ無駄なことを考えているか。
淡々とボクシングに集中する。
チャンピオンはそれが当たり前に出来ている。